「ノーレイン、ノーレインボー!」 感想
グラブルの月末イベントが始まりました!今回はとにかくシナリオが神。個人的にすごく好きなシナリオです。普段は出番が少ない団員たちの悩みや葛藤と向き合う姿は、考えさせられることが多い…!
各話タイトルについて
ノーレイン、ノーレインボー
=雨が降るから虹が出る
1話、カインドネスレッド
=親切な赤
2話、プレザントオレンジ
=楽しませるオレンジ
3話、サンライトイエロー
=日光のような黄
4話、メイズグリーン
=迷宮の緑
5話、メランコリックブルー
=憂鬱な青
6話、プレドーンパープル
=夜明け前の紫
タイトルはハワイのことわざから「No Rain,No Rainbow」。日本のことわざで似ているのは「雨降って地固まる」でしょうか。雨という悲しい現象があるからこそ、虹という楽しい現象が起こる。暗い気持ちになったときに思い出したい言葉です。
話数は全6話。日本では虹は7色とよく言われますが、アメリカなどでは6色とされることが多いです。そのためハワイのことわざを使ったタイトルと合わせて6色=6話としたようですね。1単語と1色を組み合わせた各話タイトルがとても素敵だと思います。
ファスティバ
今回のキーキャラクター。愛を信じて団員の相談に乗るファスティバはみんなのお母さんのような存在に感じました。団長の悩みに気づかなかったことに後悔する姿は心が痛みます。団長の悩みに真に寄り添うことができないことを手紙で告白し、決闘で悩みを解消する手法は面白くもあり、感動的でもありました。
ヘイゼン
ヘイゼンとファスティバの会話は見どころ。ヘイゼンって正直よく分からないキャラでしたが、今回で一気に株が上がりました。聖職者として真摯にファスティバの話を聞く姿はかっこいい。愛を否定せずに悩みを解決まで導いたのはさすがでした。また登場してほしい。
ジャミル
団長を大好きな暗殺者。今回は主人公のためにファスティバを手伝います。細かな動作や気遣いに素直に感心するジャミルが可愛い。シスとも無闇に敵対せず、仲良く接していました。ジャミルは主人公に会って大きく性格が変化している一人ですよね。
マリー
大事な場面でモルフェにアドバイスをしてくれました。自身の経験から語られる言葉は重く、心に響きます。自分を好きでいることは大事。アドバイス後に照れ隠しで髪をいじってしまうの、かわいい。
キハール爺さん
快活な話し方で場の雰囲気を和らげてくれました。ビィと主人公が関係を見つめるきっかけを作ったのもキハールさん。年の功は伊達ではないようです。セレフィラを育てていた頃のエピソードも少し出てきましたね。頼りになるキハールでも育児は人並みに苦労していたようです笑。
ビィ
主人公とずっと一緒にいた相棒だからこそ話しにくいこともある。お互いを思い合うあまりに、少し離れてしまった心もキハール爺さんの話を聞いて元通りとなります。普段元気なビィが見せる物憂げな表情はこちらも悲しい気持ちになります。ぜひイスタルシアまでふたりで一緒にたどり着いてほしい。
意外と似てる3人
ファスティバ、ジャミル、ヘイゼンは案外、似たもの同士に感じました。
ファスティバ=愛
ジャミル=主人
ヘイゼン=神
3人共に自身の信じる一本の柱を持っています。だからこそ性格が違っても、相談しあったり、共に働いたりがスムーズにいくのかも。現実でも仲が良くても性格は正反対ということがよくありますもんね。
モルフェ
先を読んで不安になってしまうモルフェは、なかなかファスティバのお手伝いを始められません。今までの経験を考えるとそうなるのも仕方ないことです。それでも歳の近いシィールや優しい団員たちの誘いでお手伝いを始めます。「その気持ちがとても嬉しいの!」とはっきり言えるファスティバさん、さすがです。
団長を心配してハーブを採りに行くモルフェ達。少し失敗してモルフェは怪我をしてしまいます。でももうモルフェはくじけません。マリーの経験からの助言も聞いて、美味しいハーブティーを淹れることが恩返しだと考えます。不安がって行動できなかったモルフェはもういなくなりました。
まとめ
団員の悩みと成長や交友関係がよく分かるシナリオでした。劇中に登場するキャラ名も豊富で、好きなキャラの名前が出てくるだけでも嬉しいものです。キャラのひとりひとりに見せ場が合ったのも良かったですね。ファスティバは漢女のなかの漢女!